第14回Social Meeting for Comprehensive Rehabilitation
SMCR開催に寄せて

NPO法人CRASEEDリハビリテーション医療推進機構　代表
兵庫医科大学医学部リハビリテーション医学講座　主任教授
道免和久

最初に、今回の主催病院であります医療法人甲友会西宮協立リハビリテーション病院名誉院長、および日本リハビリテーション病院・施設協会理事、回復期リハビリテーション病棟協会理事の太田利夫先生が、先月6月17日にご逝去されましたことをお伝え致します。これからもリハビリテーション医療推進の仲間として共に邁進したい先生でしたが、残念でなりません。謹んでご冥福をお祈り申し上げます。（太田先生のリハビリテーション科医師としての素晴らしい内容の闘病記はWeb（https://ml.medica.co.jp/series/rihai/2040/）で読むことができます。）

さて、私はNPO法人CRASEEDリハビリテーション医療推進機構の代表、兵庫医科大学リハビリテーション医学の主任教授、道免和久と申します。はじめに、第14回Social Meeting for Comprehensive Rehabilitation（SMCR）の開催にあたり、皆様にご挨拶を申し上げます。

2020年以降、コロナ禍の影響でオンライン開催となっておりましたが、昨年からはようやく現地開催が可能となりました。当初より特に重視しております懇親会も久しぶりに開催され、face to faceの交流を楽しむことができました。

コンプリヘンシブ・リハビリテーション懇話会（SMCR）は、医療としてのリハビリテーションを確立・発展させるという共通の志をもった病院「CRASEED alliance hospitals」のスタッフ間の交流の場として、2011年に始まりました。キーワードは「医療としてのリハビリテーション」と「多施設・多職種・多地域」です。第14回SMCRは、医療法人甲友会西宮協立リハビリテーション病院（およびNPO法人CRASEEDリハビリテーション医療推進機構共催）で行われます。準備・運営などにご尽力いた皆様に厚く御礼申し上げます。

今年は、教育講演として「臨床倫理について（仮題）」のタイトルでSwallowish Clinic 院長の金沢英哲先生にご講演頂きます。今からワクワク楽しみにしています。ワークショップでも同じテーマについて討論されます。「Comprehensive」の３要素と考えるcomprehension（理解）、compassion（共感）、communication（交流）についても、同時に考える場になることを期待しています。

それでは、今日1日しっかり考え、学び、楽しく過ごしましょう。